現代社会問題研究会
2008年度夏季研究集会のご案内
福田内閣の支持率は、24%(朝日新聞7月12日、13日調査)で低迷が続いています。北海道洞爺湖サミットで、議長国として指導力を発揮し政権の浮揚をめざしていましたが、これは失敗におわりました。支持率低迷の基本的な要因は、昨年7月の参議院選挙敗北にあらわれた小泉・安倍内閣の「改革の結果」に国民がノーを突きつけた構図が変わっていないことにあると考えられます。この間の福田内閣のもとで、大きな政治問題となってきた道路特定財源問題、後期高齢者医療制度、年金記録消滅問題の三点セットを解決する政治的指導力は全く発揮されませんでした。加えて、社会的格差・貧困層の増大に対する国民の不満、将来不安はますます高まるばかりです。
サミットが終わり、政局の焦点はいよいよ解散・総選挙に移り、半年以内には実施されることは必至といわれています。きたるべき総選挙は、新自由主義政治路線にいささかの変更がない福田内閣との「対立構図を明確」にした政権交代を賭けた戦いになるでしょう。
こうした政治情勢を勘案して、2008年度の夏季研究集会は「新自由主義的政治に代わる政策とめざすべき社会像」をテーマにして開催することにいたしました。多くのみなさんのご参加をお願いいたします。
■とき 9月6日(土)13時--17時
*例年の8月末ではなく9月ですのでご注意ください。
■ところ 全水道会館5階会議室
■テーマ 新自由主義的政治に代わる政策とめざすべき社会像
連絡先:富士常葉大学流通経済学部
畑隆研究室
TEL:
0545-37-2058
E-mail: hata●fuji-tokoha-u.ac.jp ●を@に変えてください。