現在、戦争法案と呼ばれる平和安全保障関連法案(安保法案)反対の運動が大きな盛り上がりをみせています。7月16日衆議院通過後も、その勢いはやむことがありません。反対デモは、国会のある東京だけでなく日本全国の都市でおこなわれています。法案衆院通過後、安倍内閣の支持率は政府に好意的な産経新聞の調査ですら、支持39.3%・不支持52.6%と支持・不支持が逆転し、第二次安倍内閣発足後初めて不支持が多数になりました。(7月20日付産経新聞)安保法案の今国会成立も、63.4%が反対しています。(同)
反対運動がもりあがる大きなきっかけとなったのが、6月4日衆議院憲法審査会で自民党推薦も含む参考人の憲法学者全員が、政府の集団的自衛権の行使や安保法案は憲法違反だと意見陳述したことです。これからもわかるように、反安保法案運動と憲法擁護運動は密接な関連をもっています。
本年の夏季研究集会は、この安保法案の問題点と憲法との関連、反対運動の盛りあがりと運動の質・方向性をどう考えるか、護憲運動の現状などを、国会、憲法学、平和運動の第一線で活躍している方々をお招きし、反安保法案と護憲運動と題するシンポジウムを開催することといたしました。多くの皆さまが本年の夏季研究集会に参加し、戦争と平和・憲法の問題を考えてくださるようお願いいたします。
開催日時 2015年8月29日(土)午後2時00分〜5時00分
開催場所 全水道会館・中ホール *JR水道橋駅東口より徒歩2分 ここ
シンポジウム 戦争法案阻止と護憲運動
吉田忠智(社民党党首)、飯島滋明(名古屋学院大学准教授)、福山真劫(平和フォーラム代表)
司会:北川鑑一(弁護士)
参加費 1000円
現代社会問題研究会 摂南大学外国語学部 瀬戸宏研究室気付
072-839-9234 E-mail:seto●ilc.setsunan.ac.jp *●を@に変えてください
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