現代社会問題研究会
2016年度夏季研究集会のご案内 2016.7.22
2016年度の夏期研究集会を以下の要領で開催します。
テーマ:資本論と現代
T部 報告
(1) 現代経済学と資本論(伊藤修氏)
(2) 日本経済と資本論(立松潔氏)
(3) 今日の中国における資本論研究(瀬戸宏氏)
U部 パネルディスカッション
日時:9月3日(土)13:30〜17:00
場所:
LMJ東京研修センター
東京都文京区本郷1-11-14 小倉ビル3階 ここ
いまから約150年前の1867年に『資本論』初版は出版されました。以来、社会主義は、資本論の経済学に裏打ちされて、科学的なものになりました。そして、多くの人々によって資本論は読み継がれ、数多くの前進と後退を社会主義は経験しながら、今日に至っています。
現代の資本主義は、財政・金融政策や社会政策等の有り様について、マルクスの時代とは確かに違ってきています。しかし、マルクスが明らかにした資本主義的搾取の仕組みの基本は変わりませんし、また、そうした資本論の視点から今日の不安定化する資本主義の現実を分析しようとする努力は、現代的な課題の解決のためにも不可欠な時代になっています。と同時に、資本論を現代に活かすためにも、資本論以後の経済学の歴史から、私たちが学ぶべき論点も率直に議論しておく必要があります。
今年度の夏期研究集会は「資本論と現代」と題して、各報告者には大胆な提起をお願いしてありますので、忌憚のない意見交換の場としたいと思います。
*●を@に変えてください。