2019年度夏季研究集会のご案内
ポスト「アベノミクス」の経済政策 【講演】 松尾 匡 氏(立命館大学経済学部教授) ポスト「アベノミクス」の経済政策 【コメント】 伊藤
修 氏(埼玉大学経済学部教授) 【質疑・議論】 日時:8月31日(土)14:00〜17:00 場所: LMJ東京研修センター 東京都文京区本郷1-11-14 小倉ビル3階 |
憲法問題や原発問題など個々の政策では、人々はアベ政権が推し進める政策とは異なる判断を下しながら、他方でアベ内閣の支持率は依然として高い。6月の共同通信社調査によれば、内閣不支持率38.1%に対して、支持率は47.6%である。
その背景の一つは、アベの経済政策(アベノミクス)に対する人々の漠とした期待と支持があるのではないか。
もとより、私たちは、けっして「アベノミクス」が成功しているとは考えないし、むしろ経済の実態として失敗していると見ている。しかし、「他に良い人がいなさそう」と内閣支持の理由を答える人々の多さを見ると、その生活と仕事を支える政策について、批判に増して、私たちなりの経済政策を確立・提起することが緊急の課題となっている。
松尾匡氏は、早くからこの点を強調してきた論者の一人である(共著として『ポスト「アベノミクス」の経済学』かもがわ出版2017、『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』亜紀書房2018など)。氏の主張する経済政策は〈反緊縮の経済政策〉であり、金融政策を含めてかなり大胆な問題提起となっている。その提起をどう考えるか、今年度の夏季研究集会では、松尾匡氏の講演を受けて率直な議論をしたい。
現代社会問題研究会
佐賀大学経済学部 平地一郎研究室気付
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